愛知県老人クラブ

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2024.02.16

第32回高齢者相互支援活動研修会

令和6年2月14日(水)

第32回高齢者相互支援活動研修会を開催し、30市町から73名の県内老人クラブ関係者が参加しました。

今回の研修会は、老人クラブ会員や事務担当者等幅広く参加対象とし、「eスポーツ」をテーマに、講演・事例発表・eスポーツ体験を行いました。

講演では、株式会社コミュニティネットワークセンター営業本部 副本部長 澤崎氏より「eスポーツの動向と新しいレクリエーションとしての活用」と題して、eスポーツについての基礎知識や現在の普及状況、更に今後、オリンピックやアジア大会の種目に採用されるなどの将来展望について講演を頂きました。
また、全国各地でのシニア向けeスポーツ体験会や大会の開催実績、シニアプロチームの活動、自治体でのeスポーツ推進事業の事例を交え、シニア層での普及が進んでいる状況を紹介されました。

午後からは事例発表とし、県老連高齢者相互支援事業のモデル指定を受けている北名古屋市老連と南知多町老連に、活動事例を発表いただきました。

北名古屋市老連の事務担当者から、具体的な取り組み状況の発表がありました。
北名古屋市老連では、まずはeスポーツの捉え方について、ゲートボールからグラウンドゴルフ、そして次に来るレクリエーションとして、今後の普及に期待がもてることから、取り組みを進めることとしています。
各地区の代表者を集めた体験会を開催し、今後eスポーツ推進員として各クラブで取り組みを進め、連合会会長杯(仮称)の開催を計画しているとのことです。
会員自身を推進員として普及を進めることで、業者への委託費を工面するなどの工夫をされています。
体験会での感想としては、今後も参加したい、周りの方との交流ができる、一度やれば誰でも夢中になれる等の多くの前向きな感想をいただいたとのことです。

南知多町老連からは、町老連副会長・女性部役員の4名に「楽しく脳トレ!楽しく認知症予防!」と題して事例発表いただきました。
相互支援事業の助成金を活用し、任天堂Switchと太鼓の達人のセットを購入され、その他事務局である社会福祉協議会所有のスクリーン等を借用し、各地区の集まりや催し物の開催と併せて体験会を実施されました。
まずは町老連役員の皆さんで体験会を実施し、町老連事務局の協力の下、eスポーツについての説明や遊び方をパワーポイントを用いて説明されました。
その他、チラシの配布、町の生活支援コーディネーターとの連携、作品展の体験ブース設置、サロンでの体験会等、様々な工夫を凝らして取り組みを進められている様子がうかがえました。
発表者からは体験会の感想として「瞬発力がついたように感じた」、「目がさえるような感じがした」、「気分が盛り上がる!皆との一体感!」など、実体験をもとにお話しをされ、大変楽しんで参加されたのが分かりました。
今後は他のソフトの体験、町老人クラブ杯(仮称)の開催、大規模行事での啓発、多世代交流としての活用等を計画されているとのことです。

その後の体験会では、「グランツーリスモ7」、「太鼓の達人」、「ぷよぷよ」のゲーム機器を使用したタイトルの他、の手軽にスマホやタブレットでも遊べる「オセロクエスト」を用意し、非常に盛り上がりを見せました。

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